着物でときめきを

着物で妻にときめいた

私には結婚して十年になる妻がいます。
子供も小学校に上がり、ようやく付きっきりの子育てから解放されたかなといった感じです。
しかしそれまでは子育てに必死になっていたせいか、妻を女性としてではなく同志としてしか見ていない自分に気が付きました。
もちろん愛情はあるのですが、何というか交際時や新婚時代に感じたときめきは完全に色褪せてしまっていたんですよね。

 

そんな妻に対してですが、先日久々にときめいてしまいました。まさか自分でもあのような感情が蘇るとは思ってもみなかったので、それはそれで新鮮でしたね。

 

これは先月の事です。私の親戚が結婚をすることになりまして、私たち夫婦も招待をされました。
当初妻は洋装で行くつもりだったそうなのですが、何を見たのか急に和装で行くと言いだしたのです。私としてはどちらでもいいだろうと思っていたので、その件に関しては何も言わずに傍観していましたね。
こうして式前日になって、妻が実家から持ってきたのが着物です。
考えてもみれば、妻の着物姿なんて結婚式のお色直しの時くらいのものです。
普段から着物について意識をしているわけではないので、妻が着物を着た時にどうなるのかなんてことも想像をしていなかったのですが……痺れましたね。妻の着物の姿を見て、久々に痺れ、そしてときめきましたよ。
結婚式は滞りなく進み、何の問題も無く終了をしました。
しかし、私は結婚式の内容について明確には覚えていません。何故なら、式の最中にずっと妻の着物姿に見とれていたからです。

 

日常に着用しないからなのか、それとも元々妖艶な何かがあるのか、着物というものは女性を本当に美しく見せてくれるものですね。
これまで全く意識してこなかった自分が恨めしいです。着物着用は大変だろうとは思いますが、これからも定期的に着物を着てくれないかなと思っています。